これまでしつこいくらい言ってきましたが、AGA治療の王道は、
フィナステリドを有効成分とする「プロペシア」と「ミノキシジル」の併用です。
もちろんプロペシアの代わりに、
ジェネリック医薬品であるフィンペシアなど他の薬でもOKです。
ミノキシジルも塗るタイプと服用するタブレットタイプがあるので、
人それぞれ体質に合う方を使って治療していくのがいいですね。
ちなみに僕は、フィンペシアとミノタブを今も飲んでます。
値段もプロペシアに比べると格段に安いので、コスパは抜群。
一般的には、
この基本的な治療法で70~80%くらいの人は
何かしらの変化が実感できると思います。
ただ、物事には「例外」もあるわけで…。
つまり残りの20~30%、プロペシアを服用しても
まったく効果が現れないパターン。
もしあなたがプロペシアを服用しているにも関わらず、
まったく薄毛が改善されないならば、これからお話することが原因の可能性大です。
ただ、まだ諦めるのは早いですよ!
解決策はあります。
後ほど詳しく解説しますが、
まずはプロペシアが効かない原因を知っておきましょう。
フィナステリドが効かない!?その原因とは?
プロペシアに含まれる有効成分フィナステリド。
こいつの作用は、主に薄毛の原因であるDHTの生成をブロックすることですね。
男性ホルモンである「テストステロン」と
還元酵素である「5αリダクターゼ」が結合してDHTが生成されるのですが、
フィナステリドはこの5αリダクターゼを抑制する働きがあるので
結果的にDHTの生成が阻害されるわけです。
(※詳しくはプロペシアの全貌でもお話しているので気になる方はどうぞ)
じゃあ、なぜフィナステリドを飲んでも効かない人がいるか?
その理由は、ズバリ「5αリダクターゼ」の種類にあります。
この5αリダクターゼ、実は1型と2型の2種類あるんですね。
- 5αリダクターゼ1型:皮脂腺にある脱毛酵素
- 5αリダクターゼ2型:毛乳頭にある脱毛酵素
そして、実はフィナステリドが抑制できるのは2型のみなんですね。
なので、フィナステリドを服用しても抜けがが減らない、
薄毛が進行してしまうという人は、ようはこの5αリダクターゼの
2型ではなく1型が原因でハゲている可能性が高いわけです。
薄毛の原因は5αリダクターゼ1型2型どっち?見分け方は?
もちろん、プロペシアやフィンペシアなどを
1年間程度服用してみて効果がなければ、
自分の原因が5αリダクターゼの1型だと判断できるわけですが、
それって時間的にも金銭的にももったいないですよね?
もっと事前に判断できないのか?
これは100%とは言えませんが、
見分けるポイントがないわけではなりません。
見分けるには、体毛の濃さをチェックしてみてください。
体毛や髭が濃くて頭はハゲているという人は、
5αリダクターゼ2型の可能性が高いです。
こういう人はプロペシアが効きやすいとも言えます。
逆に、体毛や髭が薄いのに頭も薄いという人は、
5αリダクターゼ1型が関係している可能性が高いです。
こういう人は、フィナステリドを服用し続けて
でいくら5αリダクターゼ2型をブロックしても薄毛の進行は止まりません。
フィナステリドが効かない…解決策はある?
理屈としては、5αリダクターゼ1型が原因でハゲてるわけですから、
1型をブロックすればDHTが生成されなくなり薄毛の進行を止められるはず。
5αリダクターゼ1型をブロックできる成分が、実はあるんです。
その有効成分の名は「デュタステリド」。
海外ではすでにAGA治療薬として認可、販売されていますが、
日本でもつい先日2015年9月に厚生労働省の認可が下りました。
「ザガーロ」という名前で日本でも近日発売されます。
このデュタステリドという成分、
基本的にはフィナステリドと同じ働きをするのですが、何がスゴイかというと、
5αリダクターゼの1型と2型、両方をブロックしてくれるんです!
なので、今までプロペシアが効かなかった人も、
デュタステリドのAGA治療薬なら効く可能性が高いというわけです。
デュタステリドについては、副作用なども含め下記の記事でまとめているので
気になる人はぜひチェックしてみてください^^
◆何をやってもまったく改善が見られない人へ
ミノキを使った治療や病院に通ってもまったく薄毛が改善しないという人のなかには、カツラや植毛などを検討されている方もいるでしょう。なかにはもう、思い切ってスキンヘッドにしてしまおうかと悩んでいる人もいるかもしれません。
そんな方に朗報です。ヘアタトゥーという選択肢があることをご存じでしょうか?
日本ではまだまだ知名度は低いですが、海外ではすでにかなり広まっている薄毛カモフラージュ技術です。詳しくはこちらの記事をチェックしてみてください。